第19回 環境自治体会議 第8分化会にて
- 2011年05月27日
5月25日(水)~5月27日(金)の3日間
新居浜において「第19回 環境自治体会議」が開催されました。
テーマ:「環境と産業の調和をめざして ~こどもたちの未来のために~」
新居浜市は、北に瀬戸内海、南に四国山脈と、豊かな自然と温暖な気候にめぐまれ、かつて別子銅山から採掘される銅により、鉱山町として栄え、昭和初期、工業都市として新たな発展を遂げました。
しかし、その裏で急激な近代化により、精錬所の亜硫酸ガスによる環境問題に直面した歴史もあります。
そのことから、いち早く公害問題に取り組み、精錬所の移転や鉱山への植林を行ってきました。
そして、緑豊かな山々と清流を取り戻し、現在に至ります。21世紀は環境の世紀と言われています。
かつての経済発展による公害問題から、環境問題は地球規模へとさらに広範囲になり、複雑化し、あらゆる事象が絡み合い拡大しています。
そのような中、環境と産業は、融合し、新しいあり方を模索しようとしています。
これからを生きる子どもたちのため、よりよい未来の創造のために、このメインテーマを掲げ、皆さんで学習を深めていきます。
5月26日(木)2日目は、10分科会にわかれ 第八分科会を 9:30から、別子山公民館にて
「地域産品から地域を元気に! ふるさとブランド化への挑戦」というテーマとし、地元農産物を活かした地域ブランド化・新しい森林整備・グリーンツーリズムをキーワードとして開催されました。
①新居浜 七福芋を活かした地域ブランド化の取り組み
岡野 泰典 (NPO法人日本ボランティアサポートセンター)
②地元産青のりを使った商品開発について(ていずいロール)
白石 澄子 (西条市漁業協同組合禎瑞支所所長)
③地元の森林を守る ~企業向け山林販売について~
永井 敦 (いしづち森林組合代表理事専務)
④地域ブランドとグリーン・ツーリズム
原 直行 (香川大学経済学部教授)
⑤愛媛県における農林水産物のブランド戦略
青野 昌司 (愛媛県農林水産部えひめブランド推進統括監)
発表の後、参加者からたくさんの意見が出て大変すばらし分科会となりました。
18:00からは10分科会の参加全員で交流会も行われ、
会場では、にいはま大島七福芋ブランド認定商品も展示販売を行いました。
環境自治体会議とは・・・・・??
環境自治体会議は、環境政策に積極的に取り組んでいる全国約60の自治体で構成されているそうです。
この会議は、自治体や団体間のネットワークづくりを推進し、情報を共有することにより、環境政策を推進することを目的に、平成5年に設立されました。
以来、全国各地の市町村で自治体の首長、職員、議会議員、環境団体や学識経験者、企業の環境担当者など、幅広い分野から約1,000人の参加者を集め、年1回の全国大会が開催されています。